所得税 所得税㉞「所得税における手続法の概観」 これまで、所得税法についてその内容を解説してきました。今まで見てきた内容はいわゆる「実体法」と呼ばれるものです。つまり、所得税法は基本的に「実体法」ということです。 「実体法」とは法律関係それ自体の内容を定める法のことを言います。し... 2024.10.31 所得税
所得税 所得税㉝「税率適用と税額控除」 今回からは、下の図のように、税率適用と税額控除の話に移ります。 所得を10種類に分け、それぞれの所得金額を求めたなら、それを損益通算して、総所得金額などをもとめ、それを所得控除し、「課税総所得金額、課税退職所得金額、課税山林... 2024.10.29 所得税
所得税 所得税㉜「所得控除②物的控除(2)」 今回は所得控除の残りを確認します。前回において「雑損控除と医療費控除」を見たので、残りの「社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除、寄付金控除」を見ていきます。 その前に、もう一度、所得控除の位置付け... 2024.10.27 所得税
所得税 所得税㉛「所得控除②物的控除(1)」 ここでは、所得控除のうちの「物的控除」を見ていきます。 一応、その位置付けを再度確認します。 まずは10種類の所得ごとに所得の額を求めて、それを損益通算の箱の中に入れて、損益通算を行った後、総所得金額などを所得控除の箱... 2024.10.26 所得税
所得税 所得税㉚「所得控除①人的控除」 今回から、話は所得控除に移ります。 ステップ1で各種の所得の金額を計算し、その所得を損益通算の箱に移し、損益通算した後に、総所得金額、退職所得金額、山林所得金額を所得控除の箱に移します。 所得控除の箱には、15種類の所... 2024.10.24 所得税
所得税 所得税㉙「純損失の繰越と繰戻」 ここの「純損失の繰越と繰戻」の話は、損益通算の続きの話となります。 まずはステップ1において、各種所得の金額を求めます。求まったなら、その所得を損益通算の箱に入れていきます。そして損益通算の箱の中で、マイナスとなっている所得をプラス... 2024.10.22 所得税
所得税 所得税㉘「損益通算」 今回からは「損益通算」について説明します。 位置付けとしては、以下のとおり、計算のステップ2になります。 所得というものは、10種類に分けられて、ステップ1において、それぞれの計算方法によってそれぞれの所得を計算します... 2024.10.20 所得税
所得税 所得税㉗「実質所得者課税の原則」 「ある所得が発生した場合、その所得が誰に帰属するのか」を判断するのが「実質所得者課税の原則」です。 例えば、Aさんが事業で多くの所得を得ており、土地を賃貸することでさらに収入を得ようと考えたとします。累進課税の影響を避けるため、Aさ... 2024.10.17 所得税
所得税 所得税㉖「売上原価と償却費」 前回の所得税㉕においては、「必要経費の意義」ということで、必要経費全体についての話でした。 この必要経費には、「売上原価、その年における販売費及び一般管理費、その年の償却費、別段の定めにより必要経費に算入されるもの」がありますが、こ... 2024.10.13 所得税
所得税 所得税㉕「必要経費の意義」 前回の所得税㉔の最後の方において、必要経費を計上するのは、「2つの所得の計算式から求められる所得を一致させるため、また所得を担税力がある部分に限定するため」というようなことを説明しました。すなわち、「必要経費の意義」みたいなものを軽く説明... 2024.10.06 所得税